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保険の歴史  分かりやすく 簡単に説明


世界の保険の歴史を分かりやすく、簡単に説明

生命保険の歴史
生命保険の始まりは1400年代のイタリアで登場し、当初は奴隷運搬の海上保険の形態として登場しました。
日本では1868年に福澤諭吉がこの制度を紹介しており、1881年(明治14年)には福澤諭吉門下の阿部泰蔵らにより有限明治生命保険会社設立。日本で最初の保険会社が開業しました。
しかし当初は「人の生死で金儲けをするのか」という批判も多く、誤解を招く事になり、理解されるのに時間がかかったそうです。

因みに現在では
社団法人生命保険協会に加盟している会社の数は47社
社団法人日本損害保険協会に加入している会社の数は25社
になります。

多いですね。しかも保険の種類も多く、複雑ですから加入するのも大変です。



損害保険の歴史
損害保険の始まりについては、様々な説があります。特に有力なのが、紀元前300年頃に、古代ギリシャの海上で誕生したというものです。

古代ギリシャ時代の海上輸送では、海賊の襲来や嵐の直撃など、予期せぬ危険と隣り合わせでした。
遭遇した場合には、船と乗組員を守るために、やむを得ず積荷を海に捨てることも多かったといいます。そこで生まれたのが「その損害は、荷主と船主で負担する」という習慣です。
どちらか一方だけが被害をこうむることがないように考案されたのが保険の考え方の始まりです。

その後、12〜13世紀頃の地中海沿岸地域の港で発展したのが冒険貸借(ぼうけんたいしゃく)と呼ばれる仕組みです。現在の海上保険とは順序が逆で、借入金として保険金を先に受け取り、無事に帰港すれば、利息とともに返済するというシステムでした。航海中に事故が起こった場合は、借入金を返済しなくても良かったのです。
この仕組みをイタリアの商人たちが考え出し、それが「海上保険」に発展しました。



火災保険の歴史
火災保険誕生のきっかけとなったのが、1666年にロンドンで発生した大火事(The Great Fire of London)です。1666年9月1日の深夜に、パン屋のかまどから燃え広がった火が、ロンドン市内の約8割以上の建物を、焼失させました。
木造建築が多くを占めていた当時のロンドンは、この火災を契機に、1667年に「再建法」が制定されて、現在のようなレンガ建築の町並みに変えていくこととなります。
被災したロンドンの復興が進む中で、火災保険の仕組みが考案されたとされ、急激に普及していきました。
大火の翌年には、医師のニコラス・バーボンが、世界初の火災保険引受会社『ファイアー・オフィス』を設立し、当時の保険料は、掛け金の徴収漏れを防止するため、家賃に含まれていました。




日本の社会保険
日本の社会保険制度は、第一次世界大戦後に1922年に制定された健康保険法をはじめ、労働者(被用者)を対象として発足していますが、これは世界共通の現象でした。しかし、第二次世界大戦後は、社会保障の充実の要望を背景として、一般地域住民に対する社会保険制度を整備し、全国民の生活を保障することにしました。そして、1961年に国民健康保険制度が完全普及される一方、国民年金制度が発足し、国民皆保険・国民皆年金が実現しました。










posted by popcity at 14:36 | 保険について>保険の歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする