台風19号 台風被害による保険金支払い過去最高額
台風が上陸、接近すると、暴風、高潮、高波による看板や標識などの倒壊や、建物の損壊、大雨による洪水、浸水、土砂崩れ、など様々な被害が発生します。
保険会社の保険金支払いも、その台風の規模による損害により大きく変わります。
日本の台風被害
台風被害の保険金支払い額で過去最高は1991年9月に発生した台風19号の5679億円です。2位は2004年9月に発生した台風18号の3874億円、3位は1999年9月に発生した台風18号の3147億円となります。
因みに2011年9月に関東地方などを直撃した台風15号による保険金の支払見込み額は888億円で、過去10番目の規模だそうです。
その内訳は、支払件数が14万1943件で、自動車保険が103億0200万円、火災保険759億6400万円等となります。意外と自動車保険の額が多いのに驚きです。
台風19号とは
1991年9月の台風19号は、海上を通ったため勢力がほとんど衰えず、最大瞬間風速は26箇所、最大風速は12箇所で観測記録を更新するなど各地で暴風が吹き荒れました。また、台風被害に慣れていない北海道や東北を直撃したことも被害が拡大した原因です。(東北ではリンゴ台風とも呼ばれています)